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カナ「チアキの奴め…また藤岡をソファー代わりにくつろいでる…」


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/09(日) 23:20:21.53 ID:eev34tQ00
チアキ「ん?」

カナ「………」

チアキ「何か言ったかカナ?」

藤岡「どうしたの?」

カナ「別に…なんでもないから存分にくつろいでなさいよ…」

チアキ「そうか…それならいいけどいつものお前らしくないぞ?」

チアキ「私は十分にいつもどおりだよ?」

カナ(クソ…なんか最近というかチアキの奴は藤岡にベタベタし過ぎだ…)

カナ(むしろし過ぎだろ…これは姉としてそれはそれはおかしな事が起きる前に……)

カナ「粛清だっ!」

藤岡「えっ!?」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/09(日) 23:26:52.72 ID:eev34tQ00
カナ「こいっ!藤岡!!今日はお前をとことん指導してやるっ!!」

藤岡「なっ…何がっ!何がでございますかっ!?」

チアキ「おいこらバカ野郎!なにを張り切ってんだい!」

カナ「チアキ、これは運命付けられた事なんだよ…」

チアキ「私が座れなくなろだろ?」

チアキ「そこにクッションがあるでしょうが?」

チアキ「ぐぬぬ…」

カナ「まぁ話が済めば返してやるさ」

チアキ「わかった…さっさとしろよなバカ野郎」

藤岡(俺…物扱いなのか……)

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/09(日) 23:34:36.71 ID:eev34tQ00
カナ「すまんな藤岡、まぁ適当にくつろいでおくれ?」

藤岡「え、うん…」

藤岡(これがカナの部屋…すごい…日頃の行いが良かったからここまで進展できたんだ…)

カナ「時に藤岡よ、お前はチアキに甘く接し過ぎてるんじゃないのか?」

藤岡「そうかな?う~ん…ほどほどのつもりだったけど…」

カナ「私からしたらあれはいかんな。うん、ダメだな」

カナ「チアキももう小学校高学年になっているのはわかるだろ?」

藤岡「うん…」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/09(日) 23:43:24.10 ID:eev34tQ00
カナ「チアキはまだ自覚がないからあーだが、私たちが気を使ってあげなくてどーする?」

藤岡「…はい」

カナ「それともなにかい?藤岡はチアキとおかしな事をしたいのか…?」

藤岡「ばっ…!違う!!そんなわけないじゃないかっ!!」

カナ「そうだ、そうじゃないと困るんだよこっちは。いくらお前でもチアキは早すぎだ」

藤岡「だからそんなつもりはないんだよカナ…それに俺は…」

カナ「なんだい?歯切れが悪い」

藤岡「いえ…なんでもないです…」

カナ「ならいいさ。さぁ戻るぞ?」

藤岡「…はい」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/09(日) 23:51:50.89 ID:eev34tQ00
チアキ「おぅ、以外と早かったな」

カナ「なに、ちょっとした会議みたいなものさ…気になる?」

チアキ「別に…どうせろくでもないことだろ?」

カナ「さぁ?私はお願いしただけでどうなるのかまでは…な?」

藤岡「大丈夫だよ…?」

チアキ「そっか…藤岡なにをしている?早く座ってほしいんだが」

藤岡「え゛っ!?」

チアキ「なんだその顔は?」

藤岡「えっ!普通…だよチアキちゃん…?」

チアキ「藤岡…イヤなのか…?」

藤岡「そ、そういうわけではないんだけど…」

カナ「………」ジー

藤岡(マズイマズイマズイマズイマズイ…)

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 00:01:59.63 ID:mFpS0wIM0
チアキ「もういいよ…私は部屋に戻るから…じゃあなバカ野郎共…」

藤岡「あっ!チアキちゃん!!」

カナ「やれやれ藤岡、さすがに今のは不味かったんじゃないか?」

藤岡「それはわかるよ…でもいきなりは難しいよ…」

チアキ「まぁ私も急に言い出したからねぇ…」

藤岡「………」ズーン

カナ「年頃は難しいものさ…藤岡、チアキの部屋を見てごらん?」

藤岡「えっ?」

チアキ「………」ジー

カナ「なっ?あいつは乙女はだからなぁ…」

藤岡「俺、チアキちゃんに謝ってくるよ」

カナ「いってらっしゃい。あとくれぐれもおかしな事にならないように」

藤岡「わかってるよ…」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 00:09:33.31 ID:mFpS0wIM0
藤岡「チアキちゃん…その、お話が…」

チアキ「………」ピシャッ

藤岡(あぅ…閉められた)

藤岡「その…さっきはごめんね?別にイヤだったわけじゃないだよ…」

藤岡「チアキちゃんも高学年だし、今みたいな対応はまずいのではと思って…」

藤岡「チアキちゃんだってもう子供じゃないだろうし…」

チアキ「………」ガラッ

藤岡「あ、チアキちゃん…」

チアキ「藤岡、まぁ入れ。腹を割って話してみるのもいいかもしれない」

藤岡「あ…うん、それじゃお邪魔するよ」

チアキ「………」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 00:16:49.08 ID:mFpS0wIM0
藤岡(さて、どう諭してあげれば…チアキちゃんってどうも達観してるから容易じゃないんだよなぁ…)

藤岡(だけどこのままじゃダメなのはわかるけど…)

チアキ「なぁ藤岡、さっきお前が言ってたことなんだが…」

藤岡「うん、どうかしたのかな?」

チアキ「つまり…藤岡は私を女として見てるって事で間違いないか?」

藤岡「ぶふっ!えぇっ!?」

ゴンッ!

チアキ「外に誰かいるのか?まぁいいけど、それで藤岡、間違いないか?」

藤岡「え~っと…そうなきにしもあらずと言うか…その…」

チアキ「その反応はそういう風に見てるってことだな」

藤岡(どうしてこうなった…)

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 00:25:19.84 ID:mFpS0wIM0
藤岡「チアキちゃん、ちょっとその表現はよくないと俺は思うなぁって…」

チアキ「でもさっき藤岡が言ったのこういう意味だろぅ?」

藤岡(ぐぅ…そう受け止められても仕方ないと思うけど…チアキちゃんすごいなぁ…)

チアキ「そうだな…私は…藤岡の事が好きだ」

藤岡「…………」ポケー

ゴゴンッ!

チアキ「むっ!外の奴がうるさいな…まぁいい。私はそう思っているが藤岡はどうなんだ」

藤岡「えっ!あ……えぇっ!?」

チアキ「なんだ…藤岡はまともな奴だと思っていたけど…案外バカ野郎なのか?」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 00:32:50.08 ID:mFpS0wIM0
藤岡「えっと…その…」

チアキ「ふぅ…返事はいつでもいいよ」

藤岡「…うん」

チアキ「今日は遅いから早くお帰り?」

藤岡「はい…あっ!今日はその…ごめんね?」

チアキ「いいよ気にするな。おおかたカナに何か吹き込まれたんだろ?」

藤岡「………」オロオロ

チアキ「大丈夫、何も聞かないから。ほら、お帰り?」

藤岡「…うん、お邪魔しました…」

チアキ「………」ヒラヒラ

チアキ「ふぅ…行ったか…」

チアキ「おい、カナいるんだろ?」

カナ「えっ?なにが?」

チアキ「ほぅ、その様子じゃ全部聞いてたんじゃないか?」

カナ「なのことかなー?」

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 00:38:54.11 ID:mFpS0wIM0
チアキ「まぁいいいさ、とりあえずそういうわけだから」

カナ「チアキはおかしな事を言うねぇ?私は何も知らないと言っているのに」

チアキ「ふーん…ならそうしておいてやる」

カナ「………」

チアキ「なに突っ立ってんのさ?私はやることだらけで忙しいんだから出てくれるとありがたい」

カナ「あ、ごめん…」

チアキ「ん」ピシャッ

カナ(不味い…近づけさせないつもりが逆にくっつけてしまう結果になりかねない事に…)

カナ(なぜ今回に限って逆の結果になってしまったんだ)

カナ(チアキ…藤岡のこと好きなのか…)

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 00:49:25.34 ID:mFpS0wIM0
ハルカ「どうしたのカナ?だいぶ難しい顔してるみたいだけど」

カナ「ハルカか…うん、最近の小学生はおませさんだなぁと思ってたところだ」

ハルカ「おしゃれな子とか多いよね?」

カナ「そういうわけじゃないけどさ…こう、精神的にというか…」

ハルカ「………?」

カナ「時にハルカ、小学生の時に恋とかしたか?」

ハルカ「なっ!何を急に言ってるの!!」

カナ「いやなに、参考までにハルカの話しを聞いてみたいと思って…」

ハルカ「わ、私はそんなのなかったよ…うん、なかった…カナは?」

カナ「あるわけないだろ?なにを言ってるんだ?」

ハルカ「………」グググ…

カナ「痛いから!痛いからアイアンクローはやめてっ!」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 01:00:18.88 ID:mFpS0wIM0
ハルカ「もうっ!洗い物片付けてくるからっ!」

カナ「ハルカはイライラすると家事をするのか…ハルカの知らない一面と共に伝説が増えていくな」

カナ(ともかく今はチアキの事だ…あいつめ色恋沙汰には無頓着だとは思っていたが…)

カナ(小学生でも人を好きになるもんなんだな…普通は同年代だと思うんだけどねぇ…)

カナ(藤岡がいい奴なのはそうだけど…チアキが妙になついていたのは合点がいくな…)

カナ(まぁなんにせよチアキに恋愛事は早いなうん、姉としては時に現実を見せるのも仕事…)

カナ(忙しくなりそうだ)

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 01:06:56.22 ID:mFpS0wIM0
教室

カナ「よぅ、おはよう藤岡」

藤岡「うん…おはよ…」

カナ「どうした?元気なさそうだな?」

藤岡「そうかなぁ…そうかも…」

カナ(やはり昨日のチアキの事で一生懸命考えてたってとこか…いい奴だな…)

藤岡「南…俺さ、当分は南の家に行くのやめるよ…」

カナ「むっ!それはどうしてだい藤岡?」

藤岡「いや…そのなんというか…チアキちゃんに悪影響与えているのではないかと思って…」

カナ(藤岡はつまり昨日の事は自分に非があると考えている…のか?いかんな…それはいかんのだよ)


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 01:15:49.56 ID:mFpS0wIM0
カナ「藤岡、昨日の事を思い出して欲しい。事の発端をね…」

藤岡「えっと…南にチアキちゃんとの対応を考えろって言われたことか…」

カナ「違うでしょうがっ!まるで私が原因みたい…原因は私かっ!!」

藤岡「大丈夫!違うよ!!俺だからっ!!」

カナ「そっか…なるほどな。ビックリしちゃったよなるほど」

カナ「ともかく、チアキはいつもの様に藤岡に座ろうとしてそれを藤岡が狼狽えただけであーだぞ?」

藤岡「………」

カナ「藤岡が私の家に来ない日が続いてみろ、我が家はきっとさぞやご機嫌な状態になるだろうさ」

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 01:23:32.45 ID:mFpS0wIM0
藤岡「でも…俺は南の家に行っても大丈夫なのかな…」

カナ「大丈夫さ、私がフォローとかしてあげるさ。お前はいつも通りチアキと遊んであげたらいいさ」

藤岡「………」

カナ「なんだい?らしくない顔してるぞ?」

藤岡「こういうの…初めてだからどうしてあげるねがいいのかなって…」

カナ「気にするな、私も似たようなものだ。だから気楽にな?」

藤岡「え…うん…」シュン

カナ(藤岡の奴、急にしおらしくなっちゃったよ?これは私ががんばらないといけないな…)

カナ「おいおい、今のうちからそれでどうする?放課後は付き合ってもらうからな」

藤岡「…うん」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 01:32:11.60 ID:mFpS0wIM0
放課後

カナ「さぁ張り切っていってみよー!」

藤岡「はぁ…」ドヨーン

カナ「なんだ藤岡、そんな体から不幸をだして…チアキがそんなに迷惑なのか?」

藤岡「そ、そんなつもりじゃないよ!ただ…少し気まずいなって…」

カナ「なんだ、藤岡は小学生相手に怖じ気づいちゃったのか?」

藤岡「………」

カナ「そっかそっか、藤岡は少し弱気過ぎるだろぅ」ニヤニヤ

藤岡「そうじゃなくてさ…なんていうのかな…」

藤岡「チアキちゃんは俺に気持ちを伝えてくれたのに…俺はどう傷付けないで断るかを考えているんだ…」

カナ「あ…そうなんだ…」シュン

49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 01:41:26.64 ID:mFpS0wIM0
藤岡「それだけでもだいぶ後ろめたさがあるんだよ…そんな俺がチアキちゃんと今までのように接していいのかなって…」

カナ「………」

藤岡「ごめんね…なんか、南はチアキちゃんのお姉さんなのにこんなこと言って…でもさ、さすがに不味いかなって…」

カナ(なんだこの居心地の悪さは…これではチアキがあんまりじゃないか…あいつは気持ちを伝えたのに…)

カナ(どうしよ…私がなんとかしなきゃ…でもどうやって……)

藤岡「きっと、小学生だから気持ちもあやふやって事もあると思うんだ。ほら、憧れとかさ?」

カナ「気持ちがあやふや…だと?」カチン

藤岡「え?どうしたの…?」

51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 01:54:15.30 ID:mFpS0wIM0
カナ「あっ!いや…大丈夫だ、うん…」

藤岡「そっか…ならいいけど…」

カナ「………」

藤岡「………」

カナ(ともかく私がなんとかしてあげないといけないのはわかるけど…なんだこれは!きゅーっ…てするな心臓がこれは!!)

カナ(くそぅ…なんだか無性に腹がたってきた…藤岡はなにをそんなに迷ってるんだ…)

カナ(こんなのパパッと断っていつものようにしたらいいじゃないか?)

カナ(いやいや…それでは思いを告げたチアキはどうなる…?報われない…じゃあベストな答えはなんだ…?)

カナ「………」ピクピク

藤岡「えっと…南?」

カナ「ともかく…家に行くぞ?」

54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 02:03:54.41 ID:mFpS0wIM0
南家前

カナ「………」ピクピク

藤岡「………」オロオロ

藤岡(カナ…ずっとなにか考えている…きっとどうするか考えてくれてるんだな…すごいな…俺もチアキちゃんの前では平静を装わなくちゃ…)

カナ(あぁなんだろ…だんだんどうしたいかわからなくなってきた…内田が居たならば容赦なくひっぱたいてやりたい気持ちだ…)

カナ(そうだ、今日マコちゃんが来たら正体をばらしてやる。そうしたらこのモヤモヤも消えるのでは?)

カナ「…ふふふ」

藤岡「あの…大丈夫かな南…?」

カナ「あぁ大丈夫さ…ふふふ」ピクピク

藤岡「うん…」

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 02:12:22.56 ID:mFpS0wIM0
バンッ!

カナ「ただいま!」

藤岡「お、おじゃまします…」

チアキ「………」ジー

藤岡「あはは…」ヒラヒラ

カナ「ほら、藤岡。チアキがお前とどう接していいかわからずとりあえず観察してるぞ?」

藤岡「え?あれはそういうことなの?」

カナ「行ってやりなさいよ。お前、それでも番長か?」

藤岡「うぅ…わかったよ南…」

カナ「家ではカナと呼べと言ったでしょーが!」

藤岡「ご、ごめんカナ…や、やぁチアキちゃん元気だったかな?」

チアキ「うん、いつもどおりだ。来てくれないとも考えたけどそこまでヘタレでもなかった」

藤岡「うぅ…」

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 02:21:21.10 ID:mFpS0wIM0
チアキ「………」ピト

藤岡「あの…チアキちゃん、くっつき過ぎじゃ…」

チアキ「なんだ…イヤなのか…?」

藤岡「いや…そういうわけじゃないんだけど…」

ゴッ!ドガッ!

チアキ「おや?まぁいいか…テレビでも見ながらゆっくりしよう」

藤岡「うん、わかったよチアキちゃん」


チアキ「ほら、早く座って。じゃないと私が座れないだろ?」

藤岡「そうだね…ほら、おいで?」

チアキ「ん」

カナ(くそぅ…あいつら私がいるのになんてラブラブなんだ…さっきまでチアキの事を少しでも哀れと思った自分が憎い…)

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 02:32:29.59 ID:mFpS0wIM0
センセーイ!ニノミヤクゥーン!

チアキ「このドラマは設定がいまいちわからん」

藤岡「あぁ、俺もそれ思ってたよ。もっと詳しくやればいいのにね?」

チアキ「まぁ、今ぐらいが丁度いいのかもしれない」

藤岡「あはは、そうかもしれないね」

カナ(なっ…すっかり入り込める余地がない…いつもなら無理やりでもはいるが今回は事情が事情だから入れない…)

カナ(しかし、今日の私はいつもの美少女じゃないのさ!この心にくい炭酸でおもてなしてさぞや自然に入り込む…)

カナ「完璧だ…完璧過ぎるぞ私!」トプトプ

カナ「ちなみにせんべいでさらに心にくい演出だ!」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 02:41:50.17 ID:mFpS0wIM0
カナ「やぁ、お客人」

藤岡「カナ、やっと来たね?」

チアキ「カナが来るといささかめんどくさくなったりするんだよ」

藤岡「そうかな?」

チアキ「そうだ」

カナ「おい、ナチュラルに無視するなよぅ!」

藤岡「そんなつもりないよ!ね?チアキちゃん?」

チアキ「どうだろうな」

カナ「今日は一段と生意気なようだねチアキ?」

チアキ「中に入りたいならふつうに来たらよかったじゃないか?」

カナ「え?ただふつうにもてなしで来ただけだよ?私は部屋で宿題あるから」

藤岡「え!ちょっとカナ!!」

カナ「じゃ!」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 02:54:27.96 ID:mFpS0wIM0
藤岡「いいの?カナはチアキちゃんのお姉さんだよ?」

チアキ「いいんだよ。カナはあれで」

藤岡「そっか…」シュン

チアキ「藤岡は昨日の今日なのに意外とふつうなんだな」

藤岡「そうかな?一応はこれでもいっぱいいっぱいだったりするんだよ…」

チアキ「別に急がせてるわけじゃないから気にするな」

藤岡「うん…なんだかあれだね?どっちが年上かわからないね…」

チアキ「正直に言うとそうかもしれない」

チアキ「けどそれが藤岡らしいことなのかもしれないよ」

藤岡「なんだか恥ずかしいな…」テレテレ

チアキ「藤岡が私に恥ずかしい事を言わせてるんだけどね」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 03:05:58.27 ID:mFpS0wIM0
チアキ「ところで藤岡、ちょっとお願いしたいんだけど?」

藤岡「なにかなチアキちゃん」

チアキ「ちょいとカナの部屋に行って様子を見に行ってやってくれないか?」

藤岡「え?でもいいのかな…宿題やるって…」

チアキ「あぁ…それは大丈夫だよ。ともかく行ってあげて」

藤岡「わかった…行ってみるよ」

チアキ「おぅ」ヒラヒラ

コンコン

藤岡「カナ、ちょっといいかな?」

カナ「む?藤岡か…よし入れ!」

藤岡「おじゃまします…あれ?宿題は!?」

カナ「そのなんだ…頭を休憩させることを優先させた…」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 03:14:46.00 ID:mFpS0wIM0
藤岡「そうなんだ」クスクス

カナ「なにを笑っている!藤岡のくせにっ!!はっ!チアキになにか吹き込まれたか!!」

藤岡「それはちょっとあるかも…あの、あと聞きたいことがあったんだ…」

藤岡「もしの話しだけどさ…チアキちゃんのこと気にかけてるのかな?」

カナ「別に…そういうわけじゃ…」

藤岡「そっか…」

カナ「勘違いしないでくれ!こういう事には慣れてなくて対処うまくできてないけだから…」

藤岡「…うん」

カナ「それにね、私なりにいろいろとチアキの事を考えてたりしてたんだよ…」

80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 03:27:19.67 ID:mFpS0wIM0
カナ「藤岡はさ、チアキの事を傷つけないで振ろうとしてるんだろ?」

藤岡「…ごめん」

カナ「別にそれを咎めるつもりはないよ…ただね、それはちょっと待って貰いたいんだよ?」

カナ「そんな考えを前提にしてたらチアキがその…なんていうか…」

藤岡「前向きに考えて欲しいっていうこと…かな…?」

カナ「うん…あいつ、生意気なとこあるけど結構気が利くいい奴なんだよ、うん」

藤岡「そう…カナはいいお姉さんだね」

カナ「別にそれほどのつもりじゃないけどね」テレテレ

藤岡「せっかくだけどそれには同意できないよ」

カナ「え?藤岡…」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 03:39:29.63 ID:mFpS0wIM0
カナ「お前…なに言ってるんだよ…チアキだぞ!チアキのことなんだよ!!」

藤岡「わかってるよっ!」

カナ「じゃあなんで…」

藤岡「それは…今の南には言えない…」

カナ「そんな…卑怯だ!言わなきゃわからないだろ!!」

藤岡「…ごめん」

カナ「っ!急に態度変えて謝るのも卑怯だ…」

藤岡「…うん」

カナ「じゃあどうするつもりなんだ…お前なにか考えているのか…」

藤岡「いまのとこは何も…」

カナ「藤岡が何を考えてるのかわからないよ」

藤岡「俺は…カナがなんで俺にこんな事を言うのかがわかんないよ…」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 03:51:02.60 ID:mFpS0wIM0
カナ「それは…チアキのために決まってるじゃないか…」

藤岡「そこは俺の気持ち無視しちゃうんだ?」

カナ「やけに絡むね…だからチアキのことを前向きに考えて欲しいんだよ…強制はしてないだろ?」

藤岡「それで南は…カナはいいのかな…?」

カナ「当たり前だ!むしろ藤岡の方が失礼だろ!最初からチアキの気持ちを踏みにじるつもりだったろ!!」

藤岡「………」

カナ「私はね、言い争うつもりはなかったんだけどねぇ?」

藤岡「ごめん…今日は早めに帰らせてもらうよ…チアキちゃんの事は大丈夫だから…」

カナ「そう、なら明日からでも頼むよ」ヒラヒラ

藤岡「お邪魔しました…」

87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 04:04:59.53 ID:mFpS0wIM0
チアキ「カナ…藤岡とケンカしたか?」

カナ「いや、そんなつもりはないよ?ただねぇ…藤岡がこんなにわからず屋と思わなかったよ?」

チアキ「そうか、藤岡はわからず屋なのか…」

カナ「お前も変な奴が好きになったな?」

チアキ「………」ジー

カナ「どうした?お昼寝の時間か?」

チアキ「別に…ところでお前は私が藤岡を好きでいいのか?」

カナ「え?なんで?」

チアキ「一応はお前には聞かないといけないだろ?」

カナ「私は藤岡の親御さんじゃないし、飼い主でもないよ?」

チアキ「わかった、もう聞かないから大丈夫だ」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 04:18:39.49 ID:mFpS0wIM0
カナ「お前も藤岡も確認ばっかだね…なにか裏でもあるんじゃないかい?」

チアキ「さぁ…どーだかね」

カナ「含みのある言い方だね?いいよ、私はこれから宿題で忙しいんだ」

チアキ「そうかい、まぁがんばれよ」

カナ(はぁ…なんか疲れた。あいつらどうも言葉の節々に刺を感じるんだよな…)

カナ(しかし疑問だな…チアキのあの藤岡に対する態度って恋する乙女の態度なのか…?)

カナ(元から無愛想だけど…もっとこう…あるんじゃないか?)

カナ(照れてるのか…?いや、だったらハルカに対するあの態度はなんだ…?)

カナ(恋は変になるんだなきっと…明日は藤岡も普通になってるだろうし、色々とやろうじゃないか)

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 04:29:33.24 ID:mFpS0wIM0
翌日の教室

カナ「おはよう藤岡」

藤岡「うん、南」

カナ「昨日も行ったようにチアキの事は大丈夫だろうねぇ?」

藤岡「大丈夫だよ、俺なりにやってみるつもりだよ?」

カナ「そうか、ならさっそく話して貰おうか?」

藤岡「え?嫌だけど…」

カナ「え?すまん…もう1度言ってもらってもいいかい?」

藤岡「俺がチアキちゃんにしてあげることなんだから南に話さなくてもいいんじゃないかな?」

カナ「なっ…私はチアキの姉なんだ!聞くぐらいいいだろっ!!」

藤岡「………」

92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 04:40:29.52 ID:mFpS0wIM0
藤岡「そうだね、南はチアキちゃんのお姉さんだもんね…」

カナ「そうだ、だからお前がもし変な作戦でチアキが嫌な気持ちになったらダメだろ?」

藤岡「………」

カナ「そんなに話したくないのか…」シュン

藤岡「週末にチアキちゃんと近場にでもお出かけしようかなって…」

カナ「で…デートか…?」

藤岡「近場だけど…そうなるね」

カナ「そうか…なら今日にでもチアキに報告しないといけなんじゃないか?」

藤岡「別に…そんな急がなくても…」

カナ「いや、こういうのは早い方がいいに決まってる!」

藤岡「ごめんだけどさ、こっちのタイミングでやらせてよ?」

カナ「え?」

94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 04:54:22.01 ID:TxbqDtcdO
藤岡「なんかさ、俺がチアキちゃんにしてあげる事なのにさ、どしうて南が仕切るのかわかんないんだよね」

カナ「別に…そんなつもりじゃ…」

藤岡「じゃあさ、どういうつもりだったのかな?」

カナ「私はただ…チアキがうまくいけばって…」

藤岡「それは俺が考えることじゃないの?」

カナ「もともとチアキの気持ちに応えるつもり…なかったくせに……」

藤岡「なにそれ?南は俺になにが言いたいの?」

カナ「やめやめっ!こんな詰まらない話しはおしまい」

藤岡「詰まらない…?なんだよそれ……」

カナ「あ…えと、チアキは任せたから…私もあまり口は出さないから…」

藤岡「………」

95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 04:55:38.01 ID:TxbqDtcdO
あれ?いいか…

97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 05:07:00.28 ID:TxbqDtcdO
カナ(藤岡がやけに怖かったな…私がチアキを気に掛けるのがそんなにダメだったのか?)

カナ(それに…今日の藤岡はよそよそしいというか…いつもと違ったな…避けられてる…)

カナ(まさかね…あいつはチアキの事で相談できるのは私ぐらいだからね)

カナ(週末にデートすんのかあいつら…なんか十分にカップルじゃないのか?)

カナ(そっか…その前に藤岡はチアキとデート大丈夫なのか?あいつ子どもだぞ?)

カナ(誰かに相談したいなぁ…しかし話していいものか…いや、背に腹は代えられない。こんな時に恋愛経験が豊富そうな人に聞くのがいいな…)

カナ(よし、決めた!さっそく今日呼んでみよう!)

99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 05:27:30.49 ID:mFpS0wIM0
南家

カナ「アツコ先生!助けて!!」

アツコ「えと…なにがあったのかな?」

カナ「これは内緒だからね?今週末に藤岡とチアキがデートするんだよ?それでいろいろと…」

アツコ(あれ?藤岡君ってカナちゃんのことが…あれ?)

カナ「聞いてるのかアツコ先生?」

アツコ「うん…でも、藤岡君とチアキちゃんは本当にデートするの?」

カナ「あぁ、近場にするって藤岡は言ってたけど…」

アツコ「どしうて藤岡君とチアキちゃんはデートする事になったの?」

カナ「それは…チアキが藤岡に告白したのがキッカケでして…」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 05:41:07.42 ID:mFpS0wIM0
カナ「藤岡の奴、最初はチアキの返事は断るつもりだったんだよ?なんか…それを聞いたらチアキがなんというか……」ゴニョゴニョ

カナ「チアキはそれを知らないんだ…うまく言えないけど、そんなのムカつくだろ?」

カナ「がんばった奴が報われないのはなんか…寂しいと思うんだよ私は」

アツコ(カナちゃんもかなり酷いよ…けど、どうにか藤岡君の気持ちを考えさせるようにしなくちゃ…)

アツコ「カナちゃんはさ、藤岡君のことをどう思う?」

カナ「藤岡?まぁ…男らしくないところもあるけど…柔軟なとこがあるからチアキには大丈夫だと思うぞ?」

102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 05:53:01.48 ID:mFpS0wIM0
カナ「確かに昔はその…私の心を弄んだ奴だけど…」

アツコ「弄んだってどういうことかな?」

カナ「いや、さすがにその、恥ずかしい過去の出来事なんで…」

アツコ「話してっ!」

カナ「おぉ!いつものアツコらしくない…話さないとダメか…?」
アツコ「うん」

カナ「その…ラブレターと思っていたものが実ははたし状だったって事が…」

アツコ「………?」

カナ「あの頃は私もラブに飢えてたのかもしれないねぇ…」

アツコ(あぁ…このままじゃ綺麗な思い出として封じ込まれてしまう…どうにか…どうにかしないと…)

103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 06:04:25.04 ID:mFpS0wIM0
アツコ「ラブレターの内容とか…覚えてる?」

カナ「え?なんだっけ…確か…私が気になっていて、誰もいない放課後に話してみたいって感じの内容でした」

アツコ「それがなんではたし状になるのかな?」

カナ「それはチアキに暗号解読してもらった結果そうなりました」

アツコ(藤岡君かわいそう…私がなんとかしてあげないと…)

アツコ「カナちゃん、それそのままの意味だったと思うよ?」

カナ「いやいや、それだったら今の藤岡はなんだい?私はね、番長とは和解したんだよ?」

アツコ「これは多分…ある意味奇跡だと思うけど、藤岡君はカナちゃんのことが好きだったんじゃないかな…?」

104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 06:18:23.79 ID:mFpS0wIM0
カナ「な…それはないだろぅ!さすがにそれはないと思う!!」

アツコ「ラブレターもらってるよ?」

カナ「だって…好きとか書いてないし、言われてないし……もぅ!アツコのせいで藤岡を意識しちゃうじゃないか!!」

アツコ「もともと意識して貰うために書くものだと思うよ?」

カナ「もう勘違いとかイヤなんだよ…」

カナ「それに藤岡が本当に私がその…気になっているならもっと…なにがしらのアピール的な何かがあるんじゃないのか?」

アツコ「そんなはずない…と思うけど、カナちゃんはもう少し藤岡君を気にかけてもいいと思うよ…」

カナ「そうだな今はチアキが…」

アツコ「カナちゃんのことだよっ!」

108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 06:35:36.46 ID:mFpS0wIM0
アツコ「これじゃ藤岡君が可哀想だよ…」

カナ「………」

アツコ「私、もう行くね?」

カナ「え?あぁ、一応ありがと…アツコ」

アツコ「それじゃ…」

カナ(なんだ…今回はみんなが何を考えてるのかさっぱりわかんない…)

カナ(藤岡が私の事をね…)

カナ(それが本当ならちょっと嬉しいのかもしれない…)

カナ(いやまぁ…1つの可能性としてなんだけども…)

カナ(でもアツコが言った事が事実なら…藤岡が怒っていたこととかだいぶ合点がいくな…)

カナ(いやまぁ…なんか…だいぶ意識してしまってるなぁ…)

カナ(明日からどうしたらいいんだよぅ…)

109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 06:54:14.82 ID:mFpS0wIM0
教室

カナ(あぁ…藤岡対応策を考えていたらあまり眠れなかった…)

カナ(大丈夫だ…いつものように接するだけだ、なんて事はないはず…)

藤岡「………」スタスタ

カナ(あれ?藤岡だよな…なんで私の前を素通りして…)

カナ「お、おはよう藤岡?」

藤岡「ん?あぁ…」スタスタ

カナ「なっ…!おい!藤岡!!」

藤岡「どうしたのさ大きい声だして…」

カナ「お前こそ…その態度はなんだ?」

藤岡「え?いつも通りだと思ったけど?」

カナ「今のはちょっと…堪えるよ…」

藤岡「………」

カナ「なにか言ったらどう?」

藤岡「今日、南の家に行くよ…チアキちゃんに会いに」

110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 07:06:36.27 ID:mFpS0wIM0
カナ「へぇ…そうなんだ…別に私にいちいち報告しなくても…」

藤岡「じゃあ今度からはチアキちゃんに聞くよ?それじゃ…」

カナ「あ…」

カナ(アツコの嘘つき…ぜんぜん違うじゃないか…むしろ敵意を感じるほどだったよ…)

カナ(また…勘違いするところだったなぁ…なんか悔しすぎて泣きたくなってきたな…)

カナ(今日、藤岡は家に来るんだよな…)

カナ(だいふ長い寄り道しないといかないなぁ…)

カナ(なんでこうなったのかな…)

111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 07:15:48.44 ID:mFpS0wIM0
南家

カナ「ただいま…」

ハルカ「ちょっとカナ!今何時だと思ってるの!!」

カナ「………」

ハルカ「遅くなるなら電話ぐらいしてよ…心配するでしょ?」

カナ「ごめん、ハルカ…」

ハルカ「お腹、空いてるでしょ?すぐ温めるから待っててね?」

カナ「うん…」

チアキ「今日はずいぶん遅いんだな」

カナ「そういう時もあるものなんだよ」

チアキ「そうなのか?」

カナ「あの…藤岡は帰ったのか?」

チアキ「あぁ、さっきな。」

カナ「そっか…」

チアキ「終末に出掛けようと誘われた」

113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 07:26:57.11 ID:mFpS0wIM0
カナ「藤岡に…か?」

チアキ「そうだよ、他にだれかいるか?」

カナ「じゃあ初デートってやつだ…」

チアキ「そうなるな」

カナ「………」

チアキ「元気がないな。カナらしくもない…なにかあったか?」

カナ「いや、なんでもないよ…子供に心配されてもって感じだ」

チアキ「ふんっ…私は部屋に戻るよ」

カナ「あぁ…ごゆっくり…」

カナ(あいつぐらい素っ気ない態度は楽でいいな…いや、あいつなりに気を使ってくれたのか…)

カナ(なんか…上手く立ち回れてないなぁ…)

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 07:44:25.15 ID:mFpS0wIM0
カナの部屋

カナ(とりあえず、この藤岡と微妙に悪い関係をどうにかしないといけないな…)

カナ(多分、私がなにかやったんだろうな…認めたくないけど…)

カナ(藤岡のくせに私に考えさせるなんてだいぶ生意気になったな藤岡め…)

カナ(ここは私が大人になり藤岡に接して奴の考えをちゃんと聞かないと…)

カナ(早くこの関係を変えないと私もイヤだし、チアキにいつまでも隠せない…)

カナ(よし…ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ藤岡怖いけど明日頑張ってみよう…)

118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 07:55:00.53 ID:mFpS0wIM0
教室

カナ「よ、よう番長?気分はどうだ?」

藤岡「あぁ、南…別にいつも通りだよ」

カナ「そっか…えと、明日だろ?チアキと…出掛けるの…?」

藤岡「そうだね…」

カナ「ちゃんと…その、プランとか考えてるか?」

藤岡「大丈夫だよ」

カナ「そっか…なんかいつもの藤岡よりしっかりしてるな…なんとなくだけど…」

藤岡「………」ジー

カナ「あ…気に障ったならごめん…もう机に戻るから…」オロオロ

カナ(ヤバイ…藤岡が怖いよ…今日は本気で番長に見えるよ…)

カナ(しかし、引くわけにもいかないからねぇ…)

119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 08:06:18.79 ID:mFpS0wIM0
放課後

カナ「なぁ藤岡…今日は家にくるのか?」

藤岡「うん、そのつもり」

カナ「そっか…その方がいいよね…」

藤岡「迷惑なの?」

カナ「そ、そんなわけないよ!ぜんぜんそうじゃないから…」

カナ「チアキもきっと喜んでくれると思うから…」

藤岡「そう」

カナ「………」

藤岡「俺は一度家に帰ってから向かうから…」スタスタ

カナ「あ、うん…」

カナ(ダメだ…上手く会話できなかった…)

カナ(家で挽回せねば…チアキにバレないように気も使わないと…)

121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 08:19:58.67 ID:mFpS0wIM0
南家

カナ「ただいまー」

チアキ「おかえり、今日は元気そうだな?」

カナ「そうかな?わからないよ」

チアキ「今日はなにかあったか?」

カナ「そんなことよりチアキ、今日は藤岡がくるらしいぞ?」

チアキ「それはそうだよ、私が呼んだんだから」

カナ「そっか…そうだな、変なこと言ったかもしれないね」

チアキ「いいよ、それは今に始まったことじゃないだろう」

カナ「いつもなら捻り潰してやるところだが今日は見逃してやるよチアキ?」

チアキ「フン…」

122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 08:31:19.59 ID:mFpS0wIM0
カナ「ホント生意気な子に育っちゃって…」

チアキ「カナはもう少しハルカ姉さまを見習えよ」

カナ「何を言ってるんだい?私は既に完成して…」

ピンポーン

チアキ「ん?藤岡か…」

カナ「あ、えっと…炭酸でも用意してあげるかな」スタスタ

チアキ「変な奴」

ガチャ

藤岡「やぁ、チアキちゃん」

チアキ「うん、まぁあがってよ」

藤岡「おじゃまします」

カナ(チアキとふざけてたら藤岡もう来ちゃったよ…話題とかも考えてなかったよ…)

125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 08:41:30.04 ID:mFpS0wIM0
カナ(と、とりあえず今、私に出来るのは炭酸を用意することだ゛…よし、行くぞ私!)

カナ「おぅ!いらっしゃ……」

藤岡「おじゃましてるよ」ギュッ

チアキ「早くその炭酸をテーブルに」ギュッ

カナ(なんでこの子たちは部屋で手を繋いでいるんだろね…聞くべきか?聞くべきなのか?)

カナ(いや、ここは流そう…なに時間ならあるだろし…なんか癪だし)

カナ「ほら、私が入れた炭酸だ。グイッといっちゃってよ?」

チアキ「ありがとう」

127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 08:56:53.20 ID:mFpS0wIM0
カナ「あの…藤岡もどうぞ…」

藤岡「うん、頂くよ」

カナ(良かった…普通みたいだな…チアキの前だからかな…だったら)

カナ「ところで明日はお二人さんはお出かけなんだろ?」

チアキ「そうだけどお前が気にかけなくてもいいんだぞ?」

カナ「いやいや、私はそんなつもりはないよ?」

チアキ「それがお節介ってやつなのでは…」

藤岡「悪いけど南、俺はチアキちゃんに会いに来たんだ…席外してくれるかな?」

カナ「あ…そ、そうだな…ごめんね?なんか気が回らなくて…ほんとさ…すぐ行くからさ…」

チアキ「………」

135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 09:56:38.67 ID:mFpS0wIM0
少し寝てたけどまた書いてく。藤岡をウザくしてごめんなさい

137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 10:09:14.28 ID:mFpS0wIM0
チアキ「おい、藤岡…あまりカナをイジメルなよ」

藤岡「イジメルつもりはないんだけどね…」

チアキ「いや、今のはそんな風に見えたよ?」

チアキ「まぁなにかあったとは思うんだけど…あまり見ていて楽しくないから早く仲直りしてくれないと」

藤岡「うん…チアキちゃんにも迷惑かけちゃったしね…」

チアキ「あいつ、かなりナイーブなところあるよ?気をつけて」

藤岡「うん、ごめんね…」

チアキ「その謝るのも直した方がいいよ」

藤岡「…うん」

140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 10:23:47.65 ID:mFpS0wIM0
カナ(藤岡…やっぱ私をかなり避けてるよ…)

カナ(どうしよ…もう藤岡と話せないのかな…)

カナ(大丈夫…まだなんとかなるはず、少なくともまだ言葉は返してくれている…)

カナ(これも私の思い込みだったりするのかな…藤岡は…私のこと嫌いになったのかな…)

カナ(もう少し言葉とか気を使えばよかったなぁ…こうなるならもっと…どうにかできたんじゃないか…)

カナ(あぁ…こんなに藤岡の事を考えた時ってないな…)

カナ(あいつ…ホントに私が好きだったり…するのかな…)

カナ(チアキの事もあるのにグチャグチャだな私…)

142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 10:37:31.36 ID:mFpS0wIM0
カナ(それよりなんで私がここまで追い込まれる状態なんだろうか…)

カナ(ダメだ…今ここで開き直ったらいけない…なにかあるはずだからがんばれ私)

コンコン

カナ「……!」ビクッ

チアキ「カナ、少し入るぞ?」

カナ「あぁ、チアキか…入りなさいよ?」

チアキ「うん、思ったよりは元気そうだね」

カナ「焼いてやろうか?」

チアキ「藤岡となにかあったか?」

カナ「いや、特にないよ?いつもどおりだよ」

チアキ「まぁ話してくれるとは思ってなかったらいいよ別に…」

カナ「なにもなかったって言ってるんだ…」

143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 10:50:30.77 ID:mFpS0wIM0
チアキ「いやね、あんなに怯えたカナを見たのは初めてだったからね」

カナ「違う…あれはお前たちに気を使ってだな…」

チアキ「もうそれでいーよ。カナ、あまり考え過ぎない方がお前らしくていいと思うよ」

カナ「ほう、まさかチアキに慰められるとはね…そんなに私が弱って見えるとはね…」

チアキ「あと、お前泣いたろ?目腫れてるから早く冷やすといいよ。じゃ」スタスタ

カナ(よし、この件が片付いたらあいつはいい感じに仕上げてやろうと思うよ)

カナ(よし、今日は寝て明日はまた誰かに相談してみよう…話すと結構らくになるんだよな…)

147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 10:59:12.64 ID:mFpS0wIM0
翌日の南家

マコちゃん「カナ?ハルカさんが見当たらないよ?あとチアキもいない」

カナ「そうだな、みんなお出かけしてるぞ?」

マコちゃん「じゃあなんで俺が呼ばれたんだ!」

カナ「いや…話し相手?」

マコちゃん「おいカナ!あまり言いたくないけどこの格好は慣れてきてるとはいえ気合いを入れると時間がかかるんだ」

カナ「うん、今日もお前は可愛いな?逆に怖くなってきたよ…」

マコちゃん「そ、そっかなぁ…」テレテレ

カナ(人選を間違ったかもしれない…)

カナ「まぁせっかくなんだしゆっくりしていきなさいよ?」

149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 11:09:45.57 ID:mFpS0wIM0
カナ「時にマコちゃんことマコト、お前ハルカの事好きなんだよな?」

マコちゃん「え?好きというか…憧れというか…」テレテレ

カナ「あー…お前、なんかその反応はだいぶ女の子だなって…」

マコちゃん「俺は男だっ!」

カナ「はいはい…なんでハルカが気になったんだ?なんかあったのか…?」

マコちゃん「え?う~ん…なんだろ、いつの間にか気になるというか…わ、わかるだろ?」

カナ「わかんないから聞いてんでしょーがっ!」

マコちゃん「カナ…お前好きな人とかいなかったのか?」

カナ「いないよ?それが関係するのか?」

151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 11:25:15.47 ID:mFpS0wIM0
マコちゃん「いや…関係はあるっちゃあると思うけど…自然にわかるものかなーと…」

カナ「なんだよこのマセガキ!年上の人をバカにした言い方は許せないよっ!」

マコちゃん「カナが聞いてきたんだろ!というか話が見えないよ!!」

カナ「うぅ…マコトにしては冷静だな…あの…そのな、人を好きになるってどうなのかなって思って…」

カナ「どうやら私はそういうのが鈍感らしい…そんなつもりじゃなかったけど…」

マコちゃん「え?カナが俺に悩みを相談してるの?なにか企んでるのか…?」

カナ「その服を引っ張がしてやろうか?結構本気なんだから…」

154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 11:42:48.08 ID:mFpS0wIM0
カナ「まぁ例えなんだけど…ある男が女の子を好きになったのか?多分…で、この男はすごくアピールしたのかな?したと思うけど…女の子はそれに気づかないんだよ…」

マコちゃん「その男ってだいぶ可愛そうだな…」

カナ「いや、私はその男のアピールがダメなんじゃないかと考えてるよ?うん…」

カナ「もしお前が仮にだよ?その男だったらどうする?どう考える?」

マコちゃん「俺だったら…もっとアピールするかな?気づいてないなら気づくまで」

カナ「私もそれには同意だが、わかった風な事を言ったよこの子は!!」

マコちゃん「俺よりはマシでしょ…?」

カナ「ごめんなさい」

157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 11:53:08.22 ID:mFpS0wIM0
マコちゃん「いいよ別に…いづれはどうにかするし。でも…女の子の鈍感ってのがどれぐらいなのかわからないとな…」

カナ「あぁ…そのな、その女の子は最近その男の気持ちに気づいたっぽいよ?」

マコちゃん「じゃあもう大丈夫じゃん?」

カナ「いや、その…男の気持ちが確定してないし、女の子も急に知ったからビックリしてね…あと、最近その男に嫌われてるみたいだ…女の子がさ……」ドヨーン

マコちゃん「複雑だなぁ…なんで嫌われてるのさ?」

カナ「こっちが聞きたいよっ!」
マコちゃん「怒んないでよもぅ…多分、女の子が何かしたのかもね…これが一番怪しいよ」

カナ「うぅ……」

160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 12:06:51.69 ID:mFpS0wIM0
マコちゃん「後は男の人の作戦とか?」

カナ「具体的にはどんなっ!?」

マコちゃん「いや、そこまではわからないけど…」

カナ「そうか…」

マコちゃん「あの…女の子は男の人の事をどう思ってるの?」

カナ「え?どうって…」

マコちゃん「好きとか、気になるとかあるじゃん?男の人が動かないなら女の子が動かなきゃいけないんじゃ?」

カナ「正直わからない…けど前は仲が良かったんだ、だからその時みたいに話せたらって…」

マコちゃん「ならそれでいいじゃん?すぐにわかるとも思えないしね」

カナ「バーカ…」

マコちゃん「なっ!なんだと俺はこれでも一生懸命考えてたぞ!!」

163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 12:23:22.04 ID:mFpS0wIM0
カナ「マコトのくせにやけに説得力あるからムカついただけだよ」

マコちゃん「褒めてんだか貶してるんだが…」

カナ「これじゃどっちが大人かわかんないよ…」

マコちゃん「どっちも子供では?」

カナ「………」グイッ

マコちゃん「いひゃいからほっひぇひっふぁらないひぇ!」

カナ「まぁ素直にな、結構参考になったよ…ありがとう」

マコちゃん「いいって別に…俺もカナには助けられてるからおあいこだよ?」

カナ「まぁ今回のお前に免じて今度ハルカと2人きりにしてやろう」

マコちゃん「ほんとかカナっ!ありがとう!!」

カナ「あぁ、だから今日はお帰り?」

167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 12:35:14.15 ID:mFpS0wIM0
カナ「…ふぅ」

カナ(マコトの奴、なんだか妙に大人っぽく…いやむしろ大人の女性ぽかったな…人を好きになるってすごいなぁ…)

カナ(バカな子供ですらあの様子だ…みんなが通る道なのか…?)

カナ(藤岡も…私の事で悩んでくれたのかな……いや、でもこれはアツコの推測…でもあのラブレターは…?)

カナ(結構…私って藤岡といるの多かったな…また話せるようになれるかな…)

カナ(最近は藤岡ばっかだなぁ…モヤモヤするし…心臓とかキューッ…ってするし…)

カナ(あ…眠いかも…)

カナ「………」スースー

170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 12:45:41.04 ID:mFpS0wIM0
カナ「……う…ん?」

カナ(あー…寝てたか…うん、最近は考えてばっかだったからな…)

カナ(そういえば今日は藤岡とチアキのデートの日だった…)

カナ(尾行する予定だったけど…まぁバレて藤岡にこれ以上嫌われたらどうしようもないからね…)

カナ(チアキの部屋行ってみるかな…夕方だから帰っているだろうし)

コンコン

カナ「チアキー!はいるぞー?」
チアキ「あぁ、どうぞ?」

カナ「やぁ!」

チアキ「よく寝てたじゃないか?」

カナ「眠り姫だったろ?」

チアキ「いや…変わらないお前だったよ?」

カナ「少しはお茶目に返せよっ!」

173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 12:56:28.33 ID:mFpS0wIM0
チアキ「………」ジー

カナ「わかった、わかったからその無言の抗議やめろよぅ!」

チアキ「こっちもお前に合わせるのはいささか大変なんだよ」

カナ「はいはい、気を付けるよ…ところで今日はどうだったんだ?」

チアキ「ん、ごくごく普通のお出かけだったよ」

カナ「なんだよ!デートしたでしょう!!もっと感想とかあってもバチは当たらないでしょうよぅ!」

チアキ「お前はいったいどれだけ乙女チックに考えてるんだ」

カナ「いやチアキは少し冷めすぎだろ!ベテランか?ベテランなのか!?」

チアキ「…うんざりだ」

178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 13:08:04.27 ID:mFpS0wIM0
カナ「あとな…ちょっと他にも聞きたくて…」

チアキ「なんだ言ってみろ」

カナ「ずいぶん上からだね…まぁいいさ、藤岡はさ…どう、だった…?」チラチラ

チアキ「藤岡か…あいつは結構紳士的な奴だと思ったよ。細かいところによく気づく」

カナ「そっか…意外だなぁ…あいつはもっとこう…失敗したりするイメージしかなくてだよ…」

チアキ「あー…でもちょっと男らしくないとこもあった。うん、あったな」

カナ「そ、そっか!やっぱな!!藤岡はそれが足りないと私も常々思っていたんだよ?」ニコニコ

チアキ「おぉ?そうか、常々思ってたのかよ」

チアキ「あぁ、思ってたさ。これはあれだね?やるしかないね」

181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 13:25:14.24 ID:mFpS0wIM0
チアキ「え?なにを?あまり張り切らないほうが私は…」

カナ「大丈夫だチアキ、私に任せるがいいさ」

チアキ「いや、大抵こういうのはあまりいい方向にいかないと昔から…」

カナ「大丈夫、私もそれなりに考えての行動なんだ、上手く行くさ」

チアキ「バカ野郎!なんでこんな時は無駄に強気なんだよ!!」

カナ「いや、だってもっとよくなる可能性があるならそれを目指すのもいいじゃないか?」

チアキ「あぁ…もぅ好きにしたらいいよ…私はやることあるから早く出てくれ」

カナ「はいはい…邪魔したな?」

カナ(よし…なんとか藤岡に漬け込む口実ができた…あとは学校でどれだけやれるかだな…)

184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 13:36:39.81 ID:mFpS0wIM0
教室

カナ(落ち着け私…久しぶりに藤岡と話すことに緊張するんじゃないよ私…)

カナ(きっと今日こそ仲直りに成功していつもどおりになって藤岡の困った顔が見れるさ…)

カナ(あ…ターゲット接近…ちょっとキューッってしてきたな…い、行くぞ!)

カナ「おう!藤岡、おはよう」

藤岡「あ…おはよ南…」

カナ(ちょっと元気ないのか?でも…ちゃんと返事してくれたな…嬉しいな…)

カナ「え…えと、チアキとのな、デート…どうだった?」

藤岡「うん…楽しかったよ…」

カナ「そっか…」

藤岡「うん…」

カナ(会話が終わってしまった…)

186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 13:49:44.53 ID:mFpS0wIM0
カナ「えっと…昼休みなんだけどさ…ちょっと私と話してくれないか…?」

藤岡「え…?」

カナ「いや…その少しだけ!ほんの少し時間を貰えたらいいから…やっぱ…迷惑か…?」

藤岡「ううん…大丈夫だよ」

カナ「そっか…それはよかった…じゃ昼休み頼むな?」

藤岡「…うん」

カナ(とっさに昼休み呼び出しちゃったよ…もう少し話せるようになってたら呼ぶつもりだったのに…)

カナ(話題も…今はチアキの事しかないから仕方ないよ…でも呼び出してしまったんだ、覚悟決めてやろうじゃないか!)

カナ(上手くいくかな…)

189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 13:59:46.00 ID:mFpS0wIM0
昼休み

カナ(いやぁ…ビックリだ。いつもなら遅く感じる授業がこんなに早く終わるとは…)

カナ(そしてもう昼休みなのか…行かないといけないよなぁ…あぁ怖いなぁ…)

カナ(話題…なにも考えてないんだよなぁ…とっさに言うんじゃないよ私…その前に藤岡呼ばないと…)

藤岡「南…昼休みだよ?」

カナ「ひゃい!?」

カナ(藤岡!?まさか先手を打ってくるとは…いや落ち着け、この程度で驚く私じゃないさ…)

カナ「ふ、藤岡の方からくるとはだいぶあれじゃないか?紳士的というか…」ゴニョゴニョ

藤岡「俺が呼ばれたんだから当然だよ…」

カナ「そうか、そういうものか」

190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 14:12:27.53 ID:mFpS0wIM0
藤岡「それで…どうして呼んだのかな?」

カナ(落ち着け…いつもどおりだ私…)

カナ「いやね、この前のデートだけど…チアキと話してちょっと藤岡は男らしくないかもしれないという話しになってね?」

藤岡「………」

カナ(マズイ…これは外したか…)

カナ「でもチアキは言ってたよ?細かいところに気がつく紳士的な奴だって?」

藤岡「そう…」

カナ「そう…なんだよ……」オロオロ

カナ(えっと話題…この後に藤岡を男らしくする作戦だったのに藤岡が興味示さないから振れないし…話題…早く話題ださないと…)

藤岡「終わったみたいだから行くよ…?」

192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 14:24:56.65 ID:mFpS0wIM0
カナ「まっ、待って!」ガシッ

藤岡「……あ」

カナ(とっさに藤岡の手握ってるよ私…いや、今は藤岡を止めないと…)

カナ「い、行かないで…ちゃんと藤岡と話したいから……」

藤岡「………」

カナ「おねがい藤岡…」フルフル

藤岡「わ、わかった…だから手は離してよ…ね?」

カナ「あっ!そのごめん…」カァァ

藤岡「いや…大丈夫だから…」

カナ「あのな…私さ、たぶん失礼なこととか聞いたりするかもしれない…」

カナ「でもさ、私がわからないことであるわけで、ムカツクと思うことを聞かれても怒らないで欲しい…」

カナ「まぁ前振りみたいなもんだよこれは…あはは…」

藤岡「………」

195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 14:38:16.69 ID:mFpS0wIM0
カナ「率直に言うよ、どうして最近の藤岡は怒っていたんだ?」

藤岡「……っ!」

カナ「ごめん、藤岡…けど私にはやっぱりわからなくて…いろいろ考えてもわからなかったんだよ…」

カナ「行き詰まってさ、相談とかもしたよ…あ!ちゃんと藤岡だってわからないように名前とかは伏せてるよ…?」

カナ「たぶんこんなに考えた事ってなかったと思うんだ…それでわかったことは、私に原因があるんじゃないかって…当たり前なんだけどな、じゃないと藤岡は怒ったりしないものね…」

カナ「でも理由がわからないと解決もできないだろ?だから藤岡、教えてくれっ!」

藤岡「南は悪くないよ…」

カナ「………」

200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 14:51:00.17 ID:mFpS0wIM0
カナ「じゃ…なんでこんなことするんだよ…」

藤岡「切っ掛けは南が確かに作ったよ…けど、そうしようと思ったのは俺だから…だから南は悪くないよ」

カナ「やっぱり私じゃん…」

藤岡「違うよっ!これは俺が南に見てほしくて…」

カナ「見てほしい…?どういうことだ?」

藤岡「あ…う~ん…」ポリポリ

カナ「藤岡、私たちは少し腹を割って話すのもいいと思うんだ。」

藤岡「……はい」シュン

カナ「私は鈍感で意地っ張りだけど…今日はその…素直でいるから、藤岡は少し勇気出して話してほしい…大丈夫、決して笑ったりしないから」

藤岡「大丈夫、ちゃんと話すから…」

206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 15:15:00.22 ID:mFpS0wIM0
藤岡「南…俺は…俺は南カナの事が好きですっ!」

カナ「は?」

藤岡「ずっと前から好きでした!」

カナ「いや、ちょっと待て!なんでいきなりここで告白になるんだっ!?」

藤岡「いや、大切な事だよ!俺だって今日伝えるなんて思わなかったよ…けど、これはチャンスだと思うから…だから言う!」

カナ「でも今はそもそも藤岡が怒った原因を教えてもらう事が大切で…」

藤岡「大丈夫、繋がるからっ!」

カナ「そ、そっか…それなら安心だね…あぁ、なんだろねぇ…今日はだいぶ暑いんじゃないか?」カァァ

藤岡「どう話していけばいいかな…」ブツブツ

213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 15:26:17.02 ID:mFpS0wIM0
藤岡「えっと…南…?」

カナ「は、はいっ!」

藤岡「その、ずっと前というか…俺からの手紙覚えてる…?」

カナ「あ、あのはたし状か…?覚えているよ…私の乙女心を踏みにじったあれ…」

藤岡「なんで…はたし状になってるの?」

カナ「え?だって…うちの暗号解読班の報告ではそうなって…」

藤岡「翌日のローキックはすごく堪えたんだよ……」ドヨーン

カナ「いや、仕方ないよ?だって私は乙女心を踏みにじられたと思ってるんだもの」

藤岡「でもあれはまだ直接伝えた訳じゃなかったから良かったんだけどね…」

カナ「な、なんだ?私はほかになにかしたかっていうの?」

216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 15:37:50.92 ID:mFpS0wIM0
藤岡「だいたいの大きいものはこれで終わりだけど…」

カナ「まるで他にもやってたみたいな言い方だな…」

藤岡「いつか南が教室で眠っていた時に俺が横に居たときの事を覚えてる?」

カナ「あぁ…あれも屈辱的だったな…お前が私に『すごいスキだらけだ』って言ったやつだな…今やスキなど与えないよ?」シュッシュッ

藤岡「そう、翌日からどこでも会えばファティングポーズの…あれは本当に凹んだよ…」

カナ「いや、それもお前が私を弄んだ結果で…」

藤岡「あれもちゃんと伝えたよ!『すごい好きだから』って言ったよ!」

カナ「あれぇ…おかしいな…」

218: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 15:47:02.01 ID:mFpS0wIM0
藤岡「ずっとなにか違和感あったけど…まさかそんな風に解釈されてたって聞くとなんかね…うん…」ズーン

カナ「ま、待て藤岡…私もそのこういった経験がなくて混乱してたんだよ…原因はほかにあるけどね…」

カナ「でも、その…藤岡がな…その……私のこと好きってことと…藤岡が不機嫌だった繋がりがわからない…」

藤岡「まぁ勘違いとはいえ、南は知らなかったからね…チアキちゃん、俺に告白したよね?それを断る話を南にして南すごい怒ったよね…」

カナ「当たり前だっ!あれじゃチアキあまりに報われないじゃないかっ!!」

藤岡「俺は南のことが好きなのに?」

カナ「あ…うぅ~」カァァ

223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 15:57:56.89 ID:mFpS0wIM0
カナ「あの…その好きっていうのは禁止の方向で…」オロオロ

藤岡「いえ、今回は逃したら伝えられる気がしないのでお構い無く!」

カナ「そっか…なるべく我慢するよ…」カァァ

藤岡「南はさ、俺の気持ちを無視してチアキちゃんの肩を持った形になってさ…なんかそれがイヤで…」

カナ「それで不機嫌に…?」

藤岡「…うん」

カナ「さっき言っていた見てほしかったからってのはなんなんだい?」

藤岡「その…俺が不機嫌だったら南…一生懸命俺に接してくれて…俺を見て、ちゃんと考えてくれるなって思って……止めなきゃと思ったりしたけど……南が見てくれてるって思うと止められなくて…」

229: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 16:09:45.29 ID:mFpS0wIM0
カナ「そんな…理由で…?」

藤岡「違うよ!俺にとって…必死だったんだよ…チアキちゃんのこともあって…俺たちの関係が壊れてしまうんじゃないかって…」

カナ「わ、私は…スゴく怖かった……人にあそこまで嫌われるのがこんなに怖いって……」ポロポロ

藤岡「それは…ごめん……」

カナ「しかも…下心があったっていうのも最悪だな…」ポロポロ

藤岡「ごめん…」

カナ「しかも…好きな女をお前は泣かせてる…もうだめだめだ……カッコ悪いな…」ポロポロ

藤岡「…うん、怒ってると思う…自分勝手に考えて南を傷つけたんだから…今度は本当に南の気持ちを踏みにじったんだから…」

233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 16:21:48.98 ID:mFpS0wIM0
カナ「そうだ…藤岡はどこまでも反省しろ!」

藤岡「……はい」

カナ「なぁ藤岡…まぁ私もちょっと話しておきたいなって…」

藤岡「………」

カナ「私はさ、鈍感なやつだから今回の事はだいぶ勉強になったんだよ…」

カナ「いっぱい悩んだんだ…本当だよ?」

カナ「それでちょっとだけ…ほんのちょっと一緒にいたいなって思える奴ができた…」

カナ「あまりにも近くに居すぎて意識できなかったのかな…」

カナ「今日、告白されてさすがに意識せざるえないと言うか…藤岡、私のこの気持ちがわかるまで近くにいていいぞ…」カァァ

236: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 16:31:58.69 ID:mFpS0wIM0
藤岡「それは…俺と付き合って…」

パシン!

藤岡「ほっぺが熱い…」ヒリヒリ

カナ「だ…誰が付き合うって言ったっ!近くにいるのを許可したんだっ!!」

藤岡「でも…今の流れ的には…」

カナ「もう一発行くか?」グッ

藤岡「大丈夫です…」シュン

カナ「まぁこれで私たちの問題は解決でいいだろ…なぁ藤岡?」

藤岡「そうだね…本当にごめん…」

カナ「なに言ってるんだい…まだチアキが残っているよ?あいつは私より大変だと思うぞぅ?」

藤岡「うん、チアキちゃんにもちゃんと伝えるよ?南のことが好きって…」

カナ「おい、恥ずかしいでしょうがっ!!」

239: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 16:44:53.95 ID:mFpS0wIM0
放課後

カナ「本当…チアキに今日で伝えるつもりなのか…?」

藤岡「うん、今日はやれる気がするんだ!」

カナ「藤岡はちょっと調子に乗ってるな…」

藤岡「南との今までの誤解も全部解けたしね?」

カナ「…う…うっさい」カァァ

藤岡「チアキちゃんは優しい子だからきっと大丈夫だよ…」

カナ「お前から見たら聞き分けのいい子かもしれないけどね?私からしたら小生意気なやつだよ」

藤岡「………」クスクス

カナ「なんだ?人の顔見て笑って失礼じゃないか?」

藤岡「いや、またこんな風に話せて嬉しいなって…」

カナ「フンッ…」カァァ

242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 16:54:36.68 ID:mFpS0wIM0
南家前

カナ「家の前に着いたよ?」

藤岡「そうだね…」ダラダラ

カナ「すごい汗だよ?拭いてやろうか?」

藤岡「お構い無く…」ダラダラ

カナ「今日はやめとくか?」

藤岡「いや、今日でいきます…」

カナ「お前、緊張してるのか?」
藤岡「大丈夫…ふぅ…南!ドアを開けて!!」

カナ「任せろっ!」ガチャ!

チアキ「いらっしゃい」

藤岡「うわぁぁぁぁぁ!!」

チアキ「ちょっとうるさいよ?」

藤岡「ご、ごめんねチアキちゃん…まさか玄関先にいるなんて…」

チアキ「こんなにうるさいと気にもなるよ」

245: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 17:05:49.77 ID:mFpS0wIM0
カナ「ただいまー、チアキもなかなかおもてなしがわかっているな」ニヤニヤ

チアキ「ふ~ん…」ジロジロ

藤岡「……?」

チアキ「おいおい、ちょっと私がかわいいからって見すぎだろ?」

チアキ「仲直りはしたんだな」

藤岡「はは、一応は……」

カナ「はぁ?何を言ってるんだ?」

藤岡「え?」

カナ「この前からケンカだのなんの…してないって言ってるのにチアキには困ったね?これはあれだな、着替えなくてはね」スタスタ

藤岡「…南?」

チアキ「気にするな藤岡、あれはあいつなりの照れ隠しみたいなもの、はやく家に上がりなよ」

252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 17:20:25.33 ID:mFpS0wIM0
藤岡「うん、お邪魔します!」

チアキ「ありがとう藤岡、仲直りしてくれて」

藤岡「チアキちゃん…ううん、悪いのは俺だからお礼言われる筋合いないよ…」

チアキ「いや、カナみたいな奴に付き合ってくれるなんてそうそう居ないだろうしね」

藤岡「南はとても素敵な女の子だと思うよ?」

チアキ「待って藤岡、なんかこの話しはこっちが恥ずかしくなりそうなのでもういいよ」

藤岡「え?わかった…」

チアキ「藤岡…カナと付き合ってバカになったか?」

藤岡「バカではないと思うよ…」

254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 17:29:53.36 ID:mFpS0wIM0
藤岡(さて…テレビの部屋でいつものようにチアキちゃんが俺に座ってるよ…)

藤岡(南は…さっきから俺を見たり不振な動きを…)

藤岡(どうやって話を切りだそうか…)

チアキ「さっきからお前たち怪しすぎるぞ?藤岡、あまり小刻みに動かれると座り心地がわるい」

藤岡「ごめんねチアキちゃん…」

カナ「私はいつもどおりだろっ!」

チアキ「ある意味お前はいつもどおりだなバカ野郎」

藤岡「……はぁ」

チアキ「なぁ藤岡、なにか言いたいんじゃないのか?」

藤岡「えぇ…ど、どうかなぁ…?」

カナ「………」パチンパチン

藤岡(南がすごくウィングしてる…行けってことな南…?)

257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 17:41:38.18 ID:mFpS0wIM0
チアキ「お前たちは面倒だな…言いたいなら言えばいいじゃないか?歯に物を詰まらせた感じでこっちも腹立たしいよ」

カナ「藤岡、チアキ様は大変ご立腹だ。話すならさっさとしろ!」

藤岡「え!?ひどいよ南!!」

カナ「いやいや、私はあれだから…お前を見守っているから…な?」

チアキ「………」イライラ

カナ「ほら藤岡言うんだ。」

藤岡「えっとね…チアキちゃん…その……」

チアキ「お前たちが付き合ったって報告ならいらないからな」

藤岡「え?」

カナ「え?」

チアキ「え?」


260: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 17:50:55.40 ID:mFpS0wIM0
カナ「藤岡!私はそう言ってなかったでしょーがっ!」

藤岡「ち、違うよ南、俺まだチアキちゃんに言ってないよ!」

カナ「じゃああいつはなぜ…いや全然事実と違うけど…それと似たような事を知っている!?」

チアキ「なに?お前たちまだ恋人じゃなかったのか」

藤岡「いづれはそうなりたいと俺は考えて…」

カナ「おわあああぁぁぁ」バシーンバシーン!!

藤岡「い、痛いからやめてよ南…」

チアキ「カナが恥ずかしくてそれを認められてないのか?」

藤岡「いや…まぁ…うん?」

カナ「………」バタバタバタ

チアキ「足バタバタさせたいなら部屋に行けよ」

264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 18:00:33.65 ID:mFpS0wIM0
カナ「はっ!藤岡、私がそもそもお前のその……ラブレターとか……告白を……勘違いさせる情報を流したのは小生意気小学生チアキなんだっ!」

藤岡「え!?チアキちゃん…?」

チアキ「いやいや、ラブレターがはたし状って力説して信じる奴がいると思うか?『すごいスキだ』と『すごいスキだらけだ』を勘違いできるものなのか?」

カナ「私の乙女心たぞぅ!踏みにじったんだぞぅ!!」

チアキ「だから…それの後ろめたさもあったから今回ちょっといろいろしたのさ」

チアキ「お前がなにか企んでたみたいだけど…それを逆手にさらにやってみたのさ」

266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 18:08:50.75 ID:mFpS0wIM0
藤岡「じゃあ…俺が好きって言ってくれたのは…?」ドキドキ

チアキ「いや、藤岡は好きだ。けどそれは人間としてだ。」

藤岡「そっか…そうだよね…」シュン

カナ「おい、藤岡。お前いま少しだけ残念がってなかったか…?」

藤岡「え?そんなわけないじゃないかっ!?」

チアキ「まぁお前たちにはいい薬になったんじゃないか。いつもすれ違いばっかでイライラしてたし」

カナ(元はお前が原因のくせに…お手柄と思って調子に乗りやがって…)

藤岡「そっか…チアキちゃんにも心配かけたね…」

カナ「藤岡!だまされちゃいけないよ!!これは罠だよ!!」

271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 18:20:19.24 ID:mFpS0wIM0
チアキ「なんにせよ、これでみんなもモヤモヤせずにすみそうだな、うん」

カナ「ん?なんだそのみんなってのは?」

チアキ「みんなって…この家にくる連中のことだよ。みんなお前たちでモヤモヤしてばっかだったからな」

カナ「………」

藤岡「ははは、なんだか照れ臭いな…」テレテレ

カナ「どうしよ藤岡…」

藤岡「え?どうしたの南?」

カナ「とうぶんは誰とも会えない気がするよ…」

チアキ「なに言ってるんだ。これからはみんなに『恋人』って言わないといけなんだ」

カナ「うわあああああぁぁぁ」バシーンバシーン!!

藤岡「痛いからやめてよ南…チアキちゃんからかっちだめだよ…」

278: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2011/10/10(月) 18:40:51.88 ID:mFpS0wIM0
カナ「私はまだ藤岡に近くにいるだけの許可しかだしてない…」

藤岡「ありがと」クスクス

カナ「その顔…ムカつくよ」カァァ

チアキ「だれかお客さんはこないか?話したくて仕方ない」

藤岡「照れるなぁ」テレテレ

ピンポーン

チアキ「噂をすればだな、私が行こう」

チアキ「いらっしゃ…あ!」ガチャ

タケル「こんばんはチアキちゃん、上がらせてもらっていいかな?」

チアキ「タケル…今日は…」

タケル「ちょっと今日は近くまで来ていてね?ついでだから顔でもと…」スタスタ

チアキ「待つんだタケルっ!そこはっ……」

タケル「藤岡くん…」

藤岡(どうやら俺の戦いはまだおわりそうもないらしい……)

おわり
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